【器を巡る旅】波佐見焼を買い付けに行ってみた!後編

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波佐見焼を巡る旅も後編へ。 窯元の集まる「中尾山」で運命の出会いを探します。 前編はこちら まずは中尾山を車で5分ほど上り「中尾山交流館」を目指します。 交流館では中尾山の18の窯元の作品が展示、販売されいるので、ここでお気に入りを見つけてから窯元めぐりへ出かけます。 スタッフさんが丁寧にひとつひとつの窯元さんについて教えてくださいます。 窯元には在庫がなくて、交流館にはあるというこも珍しくなく、窯元と交流館をいったりきたりする方も多いのだそう。 ちなみに我々も買い付け中に3回足を運びました! 交流館からは展望もよく中尾山を見渡せます。 画像右奥には世界最大級の規模を有し日用食器を大量生産した「中尾上登窯跡」を復元中だそう。100室近い窯室があったのではと話されておりました。 また、すぐそばの「大新登窯跡」には発掘調査の結果、全長が約170m、窯室が39室あったことが分かっており、現在のところ世界最大・最長の登り窯だとされています。 日本一とも言われた生産量を支えてきたのがここ中尾山というわけです。 大量生産を支える技術と経験が脈々と受け継がれてきているのね。 そうだね。歴史に想いを馳せながら隣の「四季舎」でピザを食べよう。 さすがに全ての窯元を回るには時間が足りないので事前に調べて気になった窯元さんと交流館で気に入った窯元さんを尋ねてみます。 ちなみに12時〜13時はお昼休憩のところも多いそうなので要注意。 中腹の駐車場まで戻り、そこから歩いて窯元さんを目指します。 中尾山では町の壁や手すりなどに波佐見焼があしらわれています。 まずは「一龍陶苑」さんへ。 シンプルで優しい雰囲気の器が並びます。 工房のすぐそばに「くらふと龍」という販売所が併設されています。 販売所は無人なことも多いのか、決まったら押してねと書かれたボタンがありました。 アウトレット品も充実しており非常に危険です。 手描きのポップが誘ってきます。 それなりに散財して次の窯元へ! そのまま歩いて次の窯元さん「一真窯」さんへ。 工房の向かいに「とっとっと」というギャラリーを併設しています。 おっとっと? 「とっとっと」とは福岡、長崎、熊本なんかで使う方言で「とってるの?」という意味です。 <会話例> このからあげとっとっと? とっとっとよ! え〜。とっとっとか〜 とっとっと。 はいこんな感じですね。 一真窯さんでは「あなたのための器をとっておきますよ」という意味で名付けられたらしいです。素敵。 さっそく物色開始です。 販売所は2階建てで、新作、アウトレットや1点ものの器も並びます。 結論から言うと、今回の仕入れ旅では一真窯さんに大変お世話になりました。 器が気に入ったのはもちろん、どんな料理をどんなお客さんが食べるのか、箸は?、お盆は?という具合に親身相談にのっていただき器の提案をしてくだいました。 最終的には工房までご案内いただき、どんな素材でどんな風につくっているの教えてくださいました。 ご主人が丁寧に解説してくださいました。 一真窯さんの器ではデザインラフはなく、つくりながらデザインを仕上げていくことも多いそうです。 飛び鉋の技法による彫りや染め付けも手作業のためひとつひとつが少しずつ異なります。 まさに経験と鍛えられたセンスのなせる技! そんなこんなで無事に店舗用の器の買い付けを完了! 商談に際しては無理なお願いもきいていただき、たくさんのアドバイスや刺激をいただきました。 感謝です。 何百、何千という器の中からお気に入りを探すのは大変な作業ですが、それだけに手にした器には愛着もわきます。 なにより波佐見焼は、伝統的な技法や白磁はもちろんの大切にしながら、新しい技法や表現にも積極的に挑戦する姿勢の窯元さんが多く、エネルギーに溢れていました。 日用品としての生産量にも応えられる高い生産力にも助けられました。(在庫が厚い) 毎年ゴールデンウィークに開催される「波佐見陶器まつり」にはたくさんの人が訪れ、お得な商品も多いそうですが、日常のまったりとした波佐見町をお気に入りの器を探して回るのも悪くないのではと思います。 どんな人でも暮らしの中で必ず触れ合う「器」 個人的にもお気に入りを探してきいきたいなと思います。 出来ればその土地や作家さんとの思い出と一緒に、暮らしに溶け込むような器を。 ...

【器を巡る旅】波佐見焼を買い付けに行ってみた!前編

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  今日は波佐見焼(はさみ焼き)を買い付けに行った話しをするよ! はさみ焼き。。。ハサミ焼き???ホットサンドの一種かしら。 波佐見焼とは 波佐見焼とは九州は長崎県の波佐見町で作られる陶磁器のこと。 波佐見町は北に有田や伊万里、唐津という陶芸黄金ベルトに位置し、佐賀県との県境にある町です。 約400年前の江戸時代より陶器づくりが盛んで、現在では磁器を中心に、その高い技術力と生産力から日常使いの器としても広がりを見せ、百貨店や雑貨店などでも見かけることが多くなりました。 ちなみにアユミちゃん。「陶器」と「磁器」の違いは分かるかな? そうね。違いは多いけれど、みんながそれぞれの個性を尊重し合える社会になればいいと思うわ。 陶器と磁器 その違いは簡単にいうと原料が土であるか石であるか。 陶器の原料は陶土(とうど) 、磁器の原料は陶石(とうせき)です そのため陶器を土もの、磁器を石ものなどと呼んだりもします。 一般的に磁器のほうが硬度が高いため、薄手につくることも可能なのだそう。 それでは日本有数の生産量を誇る磁器の里「波佐見町」へ! ちなみに今回はレストランプロデュースのいっかんとして店舗で使う器を買い付けに行きます! 鹿児島からは九州自動車道〜長崎自動車道を経由して約4時間の行程。 ちなみに福岡空港からだと1時間20分ほどで足を運べます。 波佐見町を大きく分けると、中尾山という窯元さんの集まる地域と、それ以外のメーカさんや販売店、ショップなどが広がっている地域に分けられます。 高速を降りて波佐見町に入ると早速「波佐見焼」の看板が目にはいります。 なにぶん販売所の数も膨大なので事前の下調べをオススメします。 この日は日帰りを予定しているため、ブログや行ったことのある知人からしっかりと情報収集をして波佐見町を巡っていきます。 いくつかご紹介しながら波佐見町についてレポートしていきます。 最初に足を運んだのは「natural69」 焼き物の町というイメージを吹き飛ばす現代的な佇まい。 中には入るとパターンのデザイナーさんなどのオフィスがあり、販売店が併設されていました。 まるでITベンチャー企業のような雰囲気です。 ここで、波佐見焼をネットやデパートで買うよりも現地へ足を運んだほうがよい理由を紹介。 ひとつはもちろん料理のイメージが湧く器を実際に目で見る必要性があったから、 そしてもうひとつ嬉しい理由が、定価の3割引の価格で購入できるから! しかも素人目には違いも分からないほどのB品やアウトレット品も多く、とにかくお得に購入できます。 わたしの選んだ新作は定価だったわ。それでも安い!お財布の紐を解き放つわたし! どのお店でもアウトレットコーナーがあり、まさに掘り出し物がザックザク状態。 次におとずれたのは「HASAMI」のロゴでおなじみのマルヒロさん。 モダンな波佐見焼ならここといった印象。そしてお店のつくりが面白かった! ショールムの床は器(型?)がつまれて足場になっていました。 つい恐る恐る歩くぽちゃお。 80kgまでは大丈夫な事を実証!おデブちゃんにも優しい波佐見町。 続いて西海陶器さんのショールームへ。 広々としたスペースにオリジナル製品や窯元さんとの共同開発の器なども並びます。 さらに地下にもショールームがあるということで突撃。 圧倒的な物量に唖然。なんか有田焼コーナーまであるし。 この後も東京、大阪にショールームをもつ「白山陶器」やはさみ焼きSHOP「mignon」などを巡ります。 ちなみに「波佐見町陶芸の館観光交流センター」には波佐見の窯元さんやメーカー別に器を展示、販売しているので、先に立ち寄るのも賢い選択!しかし迷うのもまた人生。思えばわたしの人生も、、、 それにしても器を探しにきたお客様にすごく開かれた町です。 レストランの器を探しにきた事を伝えると「よっしゃまけたるで!」とまるで浪花の商人のようにぐいぐいきます。 でも、だからこそこちらもアレコレ気軽に質問できるので納得した買い物ができます。 器を選ぶのって体力つかう。頭も使うし、足も痛いし、もぅーあーるーけーなーいー! ということでお昼休憩がてら「西の原」へ。 有形文化財を活かした施設で、オーガニック食品店、カフェ、レストラン、雑貨店などが並びます。 インスタっ子歓喜のスポットです。 なだらかな坂道に様々なショップが並びます。 おにぎり屋さんを発見!お味噌汁のセットをいただきました。 器はもちろん波佐見焼。 ...

【九州まるごと乗り放題】SUNQパスで3日間往復1万円の旅 3日目。長崎→島原・熊本の旅

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旅の終わりはいつも人を悲しくする〜  ちょっと食べすぎだけど、いい旅だったわね。帰るまでが遠足よっ! 九州・下関の高速バス・一般路線バスが一人1万円で3日間乗り放題になる乗車券サンキューパスで、突発的なバス旅に出たペケペケ。 1日は鹿児島→福岡、 2日目は福岡→長崎、 そして3日目は長崎→島原・熊本・鹿児島へ 旅も3日目。 優雅な朝食はホテルモントレ長崎で。 ポルトガルをイメージして建てられたこのホテルは職人による手描きのタイル壁画を使ったレトロなインテリアがに定評があり、どこを見渡してもかわいい! バスの出発まで少し時間があったので、開催中だった「マリー・ローランサン展」に。 20世紀初期のパリを感じさせるグレーとパステルの女性像は、作品集で見る何倍も素敵でした。 会場の長崎美術館は広々としたつくりで居心地の良い美術館で、モダンな建築も素敵な一度は訪れたい美術館でした。 長崎の港にお別れを告げ、路線バスで揺られること1時間半。 見知らぬ土地での路線バス乗り換えはドキドキで、間が3分しかないのに停留所が見当たらずバタバタしたり。 1本逃せば次は2時間後なんていうスリルもたっぷり! ガラガラのバスの車中でなぜか地元のおばあちゃんと相席になるが、道中ずっとおしゃべりをしている。 ちなみになんと言っているのかほぼ分からなかった。島原弁。 そのうち目的地も近づき少し時間に余裕があったので、ひとつ前のバス停で降りてみると、海岸線に小さな家々が並ぶ、島原の港街に辿り着いた。 見知らぬ街をブラブラしながら、島原に来たなら海鮮じゃ!という事で地元の漁協が運営する食堂を訪ねる事に。 「とっとっと食堂」は江戸時代の藩主の米蔵をそのまま活用したという、広大な空間に磯の香りが漂う。 そして注文は、まさかのタブレット! こんな九州の端っこの小さな港町の食堂にもデジタル化の波が。 「iボタンを押すと情報がでるよ」とおばあちゃん。 ギャップを楽しみながらオーダーしたのは 「ひぇー!」っとボリューミー過ぎる海老天丼に悲鳴を上げるポチャオ。 漁師から挑戦状を叩きつけられたかの様だった。 重たいお腹を抱えながら島原フェリーターミナルまで歩くこと10分。 そう、我々は気が付いてしまったのだ。サンキューパスで高速フェリーにも乗れるという事に! 窓口でサンキューパスを見せて、熊本行きの乗船券を発行。 門司⇔唐戸や桜島フェリーも利用できるというから、旅の妄想は膨らむばかりだ。 恐るべしサンキューパス。 雲仙普賢岳を眺めながら島原港→熊本港まで約30分のクルーズを楽しんだ後は熊本港からシャトルバスに乗り、約30分で熊本の繁華街に到着。 熊本では前々から気になっていたお店へ。 上通りのアーケード抜けると、並木坂で独特の存在感を放つ木造の商店に目が止まる。 天正年間から創業400年の歴史を持つ園田屋は、熊本銘菓「朝鮮餅」の老舗。 求肥の程よい弾力と優しい甘さは、子供からお年寄りまで好まれそうなシンプルな味わいだ。 古書店やセレクトショップを散策した後、熊本バスセンターから高速バスに乗り込み約2時間半で鹿児島市の天文館に到着。 突発バス旅行3日間は「時刻表との戦いだった」と語るポチャオ。 九州のバス時刻表は路線バスの検索で非常に頼りになりました。 ちなみに今回の旅をSUNQパスを利用せずに移動すると 鹿児島→福岡【高速バス/桜島号】  5,450円 福岡→長崎【高速バス/九州号】   2,570円 長崎駅→諫早駅【路線バス】     670円 諫早駅→島原港【路線バス】     1,900円 島原港→熊本港【熊本フェリー】  ...

【九州まるごと乗り放題】SUNQパスで3日間往復1万円の旅 1日目。鹿児島→福岡の旅

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あー退屈だわ!ポチャオ、今から(深夜1時)格安でどこか遠くに行けるプランを考えなさ〜い! え〜っ、唐突だなぁ。九州でバス乗り放題のフリーパスがあるけど、試してみる?もぐもぐ。 サンキューパスは、九州・下関の高速バス・一般路線バスが一人1万円で3日間乗り放題になる乗車券(フリーパス)で、当日でもスマホや窓口での予約が可能。 "お金が無いけど時間はある"そんなペケペケのぶらり旅には最適なシステムである。 早速、天文館にあるバス会社の窓口に行ってみた。 ポ「サンキューパス下さ〜い」 おばちゃん「どこまでですか?」 ポ「とりあえず今から天神まで」 おばちゃん「高速バスの予約状況を確認しますね ルルル」 おばちゃんが問い合わせてくれた情報によると、20分後に発車予定の福岡行き高速バスに空きがある事が発覚。 会計を済ませSUNQパスを受け取ると(支払いは現金のみ)向かいのバス停にテクテク。 連休明けという事もあり、車内はゆったり。コンパクトな3列シートの装備に高まるポチャオ。 フットレスト、イヤホン、ラジオも完備。ホームビデオの上映もある様だ。いざ、出発! しばらく高速を走って、途中2回サービスエリエで休憩。 「SAでの買い食いは旅の醍醐味だ!」と佐世保バーガーをにヨダレを垂らすポチャオを無視しつつ、天文館から約3時間半の道のりで天神バスターミナルに到着。 外に出てビックリ!博多祇園山笠の特別巡業に遭遇。巨大な神輿がぞろぞろ通り過ぎて行った。 実はこの時、ユネスコ無形文化遺産に登録された九州4県の「山・鉾・屋台行事」が福岡に集結。史上初の特別巡行が行われていたそう。ラッキー! 祭りを堪能しながら、1番の旅の目的である「ディック・ブルーナのデザイン展」へ向かった。 ミッフィーやブラックベアーで知られる、故ディック・ブルーナの作品500展を展示した圧倒的な空間で、改めて感じたのはイラストレーションが持っている情報の量の違いだ。 印刷物や画面とは質感や色が全く違うのはもちろん、描き手が持つ気配やその場所の空気感すらも、そこに漂っているのが原画の凄さだと思う。 描き手がこの世を去ったとしても、それを残したいと思う人が居る限り永遠に生き続けられるのではないだろうか。そんな事を考えながら、次の行き先を決る為に本屋へ。 門司、下関、有田、別府…どこにでも行けるけど、オランダのスピリットを感じた今はあの場所しかない。 バスセンターに戻って明日の高速バスを予約。3分もしない内に手続きが終了した。 目的を果たした後は食い倒れツアーを決行!郊外の店に行く時にも、SUNQパスが役に立つ。 結局は昼食とティータイムの店を、ことどごくハズしてしまったけど、それも旅の思い出。 もちろん路線バスも乗り放題なので、ちょっと足を伸ばして隣町へなんていう事も可能。 福岡なら「西鉄バスナビ」のアプリが分かりやすいUIで便利でした。 にしてつバスナビ 開発元:NISHI-NIPPON RAILROAD CO.,LTD. 無料 posted with...